Photoshop基本操作
1. レイヤー操作
- クリッピングマスク(Alt + 境界線クリック)
- 用途1: 写真を「枠(四角や丸)」の中にはめる。
- 用途2: 色補正レイヤーを「特定の写真」だけに効かせる。
- 構造: 上にあるレイヤーが、すぐ下のレイヤーの形に切り抜かれる。
- グループ化(Ctrl + G)
- バラバラのレイヤー(例:写真・枠・補正のセット)を1つのフォルダにまとめる。整理整頓の基本。
2. 配置とサイズの調整
- 自由変形(Ctrl + T)
- 写真や図形の大きさを変える。角をドラッグして調整。終わったら
Enterで確定。
- 写真や図形の大きさを変える。角をドラッグして調整。終わったら
- 移動ツール(V)と整列
- レイヤーを2つ以上選んだ状態で、画面上の「整列ボタン」を押すと、1pxの狂いもなく真ん中に揃う。
- ※重なってしまう時は「揃えたいものだけ」選んでいるか確認。
3. 文字を「プロの見た目」にする
- 文字詰め・行間(Alt + 矢印キー)
Alt + ← / →:文字の間隔(字間)を詰める・広げる。Alt + ↑ / ↓:行の間隔(行間)を詰める・広げる。- 根拠: 隙間を埋めることで視線が散らず、情報がパッと入るようになる。
4. 写真の色を整える(レタッチ)
- 調整レイヤー(レイヤーパネル下の「半月マーク」)
- [明るさ・コントラスト] や [色相・彩度] を選ぶ。
- 根拠: 4枚の写真の「トーン(明るさや鮮やかさ)」を揃えることで、寄せ集め感を消し、1つのデザインとして統一感を出す。
5. 困った時のトラブルシューティング
- メニューが選べない(グレーアウト)時:
- 対象のレイヤーを右クリック ➔ [レイヤーをラスタライズ] して、直接編集できる状態にする。
- 機能が思い通りにいかない時:
- 数値やボタンに頼りすぎず、矢印キー(トントン叩く)やマウスの目見当で「お手本と同じ見た目」になるよう手動でねじ伏せる。
6. 仕上げと書き出し
- 答え合わせ: 自作レイヤーを「不透明度50%」にしてお手本と重ね、ズレを確認する。
- 書き出し: [ファイル] > [書き出し] > [PNGとしてクイック書き出し]。お手本レイヤーを非表示にするのを忘れずに!
Photoshopを使ってバナーを作ろう
- 見本を探す
- 今すぐGoogle画像検索で「バナー 初売り」や「バナー クリスマス」等で検索。
- 「これなら自分でも作れそうかも?」という、文字が少なめのバナーを1枚デスクトップに保存。
- Photoshopの設定
- Photoshopを開き、「新規作成」で保存した画像と同じサイズ(例:300x250px)のキャンバスを作る。
- 保存した見本画像をそこにドラッグ&ドロップして、一番下のレイヤーに置く。
- 8px設定にする
- これがプロの隠し技。
Ctrl + K(環境設定)→左側のリストから「ガイド・グリッド・分割」をクリック。 - グリッドの設定値を書き換える
- グリッド線: 「8」と入力し、右側の単位を必ず 「pixel(ピクセル)」 に変える。
- 分割数: 「1」にする。
- これで移動ツールを選択した状態で、Shiftを押しながら矢印キーを叩けば、正確に8pxずつ動かせるようになる。
- これがプロの隠し技。
- グリッドを表示・非表示にする
- 設定しただけでは画面に線は出ない。
Ctrl + @を押すたびに、グリッド線の表示・非表示が切り替わる。
移動ツールを便利にする3つの鉄則
1. 「V」キーを左手の定位置にする
他のツール(文字ツールや長方形ツール)を使っていても、作業が終わったらすぐに「V」キーを押して移動ツールに戻るクセをつける。
- 理由: 移動ツールこそがPhotoshopの「基本モード」だから。
2. 「自動選択」の切り替えをマスターする
移動ツールのとき、左上のオプションバーにある「自動選択」をあえてOFFにするプロも多い。
- ONの場合: クリックしたものが直接選ばれる(直感的だが、細かい重なりに弱い)。
- OFFの場合: レイヤーパネルで選んでいるものだけが動く(HTMLのID指定で操作するような確実性がある)。 自分に合う方でOKだが、「思い通りのものが動かない!」となったらここを疑おう。
3. 整列パネルの活用
移動ツールを選択している時だけ、画面の上に「整列アイコン」が出てくる。
- これを使えば、複数の要素を選んで中央揃えや上下中央がボタン一つでできる。
- 手で動かしてスナップさせるより、これを使うほうが「1ピクセルの狂いもない正解」に一瞬で辿り着ける。
設定が整い、移動ツールとスマートガイドも使えるようになった。
これで「数値に基づいた正確なデザイン」ができる準備はすべて完了!
色調補正
デザイン初心者の方がレタッチで沼にハマるのを防ぐために、「これだけやれば、写真が『広告』としてマシに見える」という3つの鉄則。
1. 「明るさ」をちょっとだけ上げる(+10〜20)
Webバナーは、スマホやPCの液晶で見られる。 素の写真は、液晶で見ると意外と「暗くて沈んで」見えがち。
- やり方: [明るさ・コントラスト] の「明るさ」のスライダーを右に少し動かす。
- 根拠: 人は明るい写真に「清潔感」「ワクワク感」を感じるから。
2. 「コントラスト」をちょっとだけ上げる(+5〜10)
「明るさ」を上げると、全体が白っぽくボヤけることがある。
- やり方: 「コントラスト」を少しだけ上げる。
- 効果: 黒い部分が引き締まり、写真がハッキリして「プロが撮った感」が出る。
3. 「自動補正」をボタン1つで使う(Photoshopにお任せ)
もしスライダーを動かすのも面倒であれば、Photoshopに「正解」を聞こう。
- [イメージ] > [自動トーン補正] (※レイヤーをラスタライズしている場合のみ。ショートカットは
Shift + Ctrl + L) - これだけで、Photoshopが「これが一番綺麗だよ」という色に一瞬で整えてくれる。
- もし変になったら
Ctrl + Zで戻せばOK
4枚の写真を並べて見て、「1枚だけやけに暗い(または色が薄い)やつがないか?」だけ確認しよう。 - 1枚だけ暗い: その写真の「明るさ」を上げる。
- 1枚だけ色が薄い: 「色相・彩度」で「彩度」を少し上げる。
- 「なんとなく4枚のトーンが揃っている」 これさえクリアしていればOK。
- もし変になったら
模写をするための正しい手順
1. 「お手本」を半透明にして重ねる
プロが模写をするとき、目分量ではやらない。一番確実なのは、お手本の画像を一番上に置いて、たまに透かして見る方法。
- 手順:
- お手本の画像をPhotoshopに読み込み、レイヤーの一番上に置く。
- レイヤーパネルの上にある「不透明度」を50%くらいに下げる。
- レイヤーの左にある「目(👁)」のアイコンをカチカチ押して、自分の作った図形が、お手本とピッタリ重なっているか確認する。
2. 「色」は自分で作らず、お手本から盗む
「似たような赤」を探す必要はない。
- 手順:
- スポイトツール(ショートカット:I)を選ぶ。
- お手本の画像の中の、使いたい色の上でクリック。
- これで全く同じ色が「描画色(現在の色)」として設定される。あとは長方形ツールなどで描けば、同じ色になる。
3. 文字は「打つ」だけではなく「整える」
ただ文字を打っただけだと、バラバラに見える。文字を入れたら、必ず「文字パネル」(メニューの「ウィンドウ」→「文字」)で以下の3つを確認する。
- フォントサイズ: お手本と大きさを合わせる。
- 行間(上下の隙間): 文字が2行以上のとき、ここを調整して読みやすくする。
- 字間(左右の隙間): 文字同士が詰まりすぎていたり、空きすぎていたりしないか調整する。
4. 迷ったら「移動ツール(V)」に戻る
先ほど解決した通り、「何かをしたい(動かす、揃える、サイズを変える)」ときは、必ず移動ツールに持ち替えてから、そのレイヤーをクリックするのがPhotoshopの鉄則。
模写でピタリ合わせるための「最強の武器」:矢印キー
整列ボタンで「だいたい」の位置に持っていったら、最後は移動ツール(V)でレイヤーを選び、キーボードの「矢印キー(↑↓←→)」でトントンと叩いて調整する。
・矢印キー1回: 1px動く
・Shift + 矢印キー: 10px動く
「数値」や「機能」よりも、「お手本と重なった時に違和感がないか」という自分の目を信じるのが、模写においては正解。
プロが必ずやる4つの当たり前
1. レイヤーに「名前」をつけて「グループ化」する
HTMLでいう<div>で囲む作業と同じだが、フォトショでは「フォルダ」で管理する。
- 当たり前の手順:
- 関連するレイヤー(例:ボタンの四角と、その上の文字)を複数選択。
Ctrl + Gを押してグループ(フォルダ)に入れる。- フォルダ名をダブルクリックして「button」など名前をつける。
- なぜやるか: レイヤーが30枚、50枚と増えたときに、名前がないと「どれがどのパーツか」探すだけで日が暮れてしまうから。
2. 「整列機能」で機械的に揃える
「だいたい真ん中」は、デザインではNG。
- 当たり前の手順:
- 移動ツール(V)を選択。
- 「背景の四角」と「その上の文字」の両方を選択。
- 画面上のオプションバーに出る「整列アイコン」(棒と四角のマーク)をクリック。
- なぜやるか: 人間の目は1pxのズレも「違和感」として察知する。ソフトの計算で「完璧な中央」にするのが当たり前。
3. 文字の「行間」と「字間」を調節する
文字は打ったまま(デフォルト)では使わない。
- 当たり前の手順:
- 文字パネル(ウィンドウ > 文字)を出す。
- 「行間」:2行以上の文章のとき、文字が重ならないよう、かつ離れすぎないよう数値を調整する。
- 「字間(カーニング)」:文字と文字の間の隙間を調整して、読みやすくする。
- なぜやるか: 読みやすさがバナーの「クリック率」に直結するから。
4. 最後に「書き出し」をする
フォトショのデータ(.psd)のままではネットに上げられない。
- 当たり前の手順:
- ファイル > 書き出し > Web用に保存(従来) を選ぶ。
- 形式を「JPEG」や「PNG」にして保存。
- なぜやるか: これで初めて、ブラウザで見れる「画像」になる。
模写でやるべき「当たり前」のスタイル
動画の真似をして「ペタペタ」やるのではなく、最初から「整理しながら作る」クセをつけるのが上達への近道。
具体的には、こう考えよう。
1.「ボタン」を作ったらすぐ Ctrl + G (四角と文字を選んでグループ化し、名前を “button” にする)
2.「メインビジュアル」を作ったらすぐ Ctrl + G (写真とキャッチコピーをグループ化して “main” にする)
これだけで、レイヤーパネルがスッキリして、「今自分がどこを触っているか」が常に明確になる。迷子がなくなると、作業スピードは逆に上がる。
優しい感じのフォントと色の選び方
スクール系バナーでは、親しみやすさを出すために以下の工夫がされている。
- フォント選び:
- 「丸ゴシック体」を探してみよう(例:小塚丸ゴシック、ヒラギノ丸ゴ、YuGothicなど)。角が丸いだけで一気に柔らかくなる。
- 「丸ゴシック体」を探してみよう(例:小塚丸ゴシック、ヒラギノ丸ゴ、YuGothicなど)。角が丸いだけで一気に柔らかくなる。
- 色の選び方:
- 真っ黒ではなく、「濃いグレー」や「少し茶色がかった黒」にするのが鉄則。
- やり方: お手本のバナーがあれば、文字の部分を「スポイト」で吸ってみよう。真っ黒ではない数値(例:#333333など)が出るはず。
複数の文章を揃える方法(改行 vs 別レイヤー)
特徴・サービスなどのアピールで複数文章がある場合、結論から言うと、「別々のレイヤー」で作るのが正解。
- 理由: 改行で作ると、1行目と2行目の「行間(上下の隙間)」を微調整するのが難しくなる。
- やり方:
- 例えば、「参加無料」というレイヤーを1つ作る。
- それを複製(Ctrl + J)して、別の文章に書き換える。
- 3つのレイヤーを選択して、「左揃え」と「垂直方向の等間隔に分布」(整列パネルのアイコン)を使えば、プロのように完璧に揃う。
3. CTAボタンと文字を「きっちり」合わせる方法
基本的には「整列」機能を使う。
- ボタンの作り方:
- 例えば、「角丸長方形ツール」で枠を作る。
- その上に「詳しくはこちら」の文字を置く。
- 合わせるコツ:
- レイヤーパネルで「枠のレイヤー」と「文字のレイヤー」を両方選択(Ctrlを押しながらクリック)。
- 移動ツールを選んだ状態で、画面上のメニューにある「水平方向中央揃え」と「垂直方向中央揃え」のアイコンをポチポチッと押す。
- これで1pxの狂いもなく真ん中に配置される。
「なんとなく置く」のではなく、「整列機能を使って数学的に配置する」。これができるようになると、見た目の「ガタつき」が消える。
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